エアコン工事の時に気になるのがエアパージです。数年前にちょっと話題になりました。エアパージとは配管内に残った空気を取り除いて冷媒で満たすための作業のことを言います。
昔はガス圧方式といって室外機にあらかじめたまっていたフロンガスの圧力で空気を押し出していましたが最近では真空引きや真空ポンプ方式という方法が主流です。
しかし、一時期このエアパージが実施されておらず、ネット上などで手抜き工事と批判されていたこともありました。
導入された当時は工具が高くてそれを買えない業者がガス圧方式のエアパージを行っていたという事実があるようですね。
最近は安く手に入れられる道具もあるのでほとんどの業者が真空ポンプ方式で作業を行っているようです。
これからエアコンを取り付けようと考えている人ならまず真空ポンプ方式でのエアパージを行ってくれるでしょうね。一応業者さんに確認しておくのもいいかと思います。
電動式のものや手動タイプのポンプで行われます。数値できちんと真空状態になったかを確認して作業は終了です。電動と手動では作業にかかる時間が異なるだけで結果的には殆ど変わりがありません。家庭用のエアコンなら手動でまったく問題はないでしょう。
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据付版と配線
室内機を取り付ける前に壁に据付板を取り付けます。上下左右の位置をしっかりと決めてから取り付けます。据付板の位置にエアコンを取り付けます。
希望の取り付け位置や高さがあるのでしたら業者さんに行っておきましょう。メジャーで位置をきちんと決めてくれます。
位置を決めたらドレンホースや電源を穴に通していきます。本体のどちら側に出すかは壁の穴の位置によって変わってきます。
壁の穴から冷媒管を通したら据付板にエアコン本体を仮止めします。そして、冷媒管を接続します。
接続できたら冷媒管はテープで巻いてエアコンの本体の裏側に隠してしまいます。室外機用の電源コードも一緒に外に出して見栄えが悪くならないように処理します。
ドレンホースも室外に出したら外に出ているコード類を室外機の方に回って接続し、配線は終了になります。
今の時期だからいいものの、力仕事だし、屋外での作業もあるので業者さんは本当に大変だなと思いましたね。夏場に業者さんにきてもらって作業をしてもらうのであれば冷たい飲み物を出したり、気を使ってあげるようにしてくださいね。
また、注意点として、今回のように冷媒管の接続が一箇所ならいいのですが、接続箇所が多くなるとガス漏れの危険性も高くなるそうです。接続箇所野多い隠蔽配管は綺麗に仕上がるというメリットも有りますが、デメリットも有ることを覚えておいて下さい。
エアコンの穴
エアコンを取り付ける際には壁に穴が必要です。
この穴は最近はどの家庭にも最初からついていることが多いです。そうなると冷媒管やドレンホースを出す位置は決まっているのでそこからエアコンの取り付け位置を決めていくことになります。
しかし、その中でも最も効率よく最適な位置にエアコンを取り付けるようにするのがポイントです。
配管や電源が壁に這わないように検討して決めましょう。
冷暖房の効率がいいかどうか、フィルターなどの付属品を取り外しできる位置かどうか、周囲の収納扉などがエアコンに当たらないかどうか、カーテンが開け閉めできるか・・・などといった点を確認してから取り付け位置を決めていきます。
室内機の取り付け位置が決まったら自ずと室外機のいちも決まっていきます。
まず、室外機は室内機と近い方がいいです。なぜなら遠くなればなるほど効率がわるくなります。せっかく冷房を強くしても部屋に届く頃にはぬるくなってしまうからです。
また、日が当たらない、風通しの良い場所がベストです。効率をよくするために熱を逃してあげるようにしましょう。
また、壁に穴が開いていなかった場合にはこの時点で壁に穴を開けます。室外機の位置と室内機の位置によって壁の穴の位置は決まります。位置は室内機より下にする決まりになっています。なぜならドレンホースは室内機から出る水を排水するためにあるものです。水を下に流していくために、下に取り付けるのです。